FROM VETERINARY SCIENCE, FOR CATS
愛猫の姿
3 QUESTIONS

愛猫の身体のこと、
ちゃんと見えていますか

ふわふわで、丸くて、ずっと抱いていたい。
そう思いながら毎日一緒にいるのに、気づけばいつの間にか体型が変わっていた、ということが、猫にはよく起きます。かわいい、という気持ちと、身体の事実は、残念ながら必ずしも一致しません。

3つの質問に答えていただくと、獣医学の知見をもとに、あなたの愛猫へ伝えたいことをお話しします。

所要時間 約1分 全3問 獣医師監修
QUESTION 1 / 3

愛猫の年齢を教えてください。

ライフステージによって、必要な栄養バランスは変わります。

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QUESTION 2 / 3

体型や体重で、気になることはありますか?

抱っこしたときの重さや、背中の触り心地を思い出してみてください。

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QUESTION 3 / 3

愛猫に、いちばん叶えてあげたいことは?

正直な気持ちで選んでください。

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PROLOGUE

愛猫を想うあなたに、
知っておいてほしいことがあります。

質問へのご回答、ありがとうございました。
フードのご紹介の前に、どうしても先にお伝えしたいことがあります。獣医学の現場で感じてきたことで、飼い主さんにもっと早く知ってほしかった、と思い続けてきた話です。少しだけ、お付き合いください。

YOUR ANSWERS
年齢
体型
気になる変化
CHAPTER 01

「うちの子は普通だと思っていた」
──その感覚が、いちばん怖い

飼い主が見ている姿と獣医師が見ている姿のFat Gap図解
飼い主が感じている体重と、獣医学的な実態の間に生まれる「認識のズレ」。

アメリカのペット肥満予防協会(APOP)が毎年発表している調査があります。2022〜2023年のデータによると、米国で飼われている猫のうち約61%が過体重または肥満と判定されています。

米国の飼い猫の61%が過体重または肥満
出典:Association for Pet Obesity Prevention (APOP), 2022/2023 State of U.S. Pet Obesity Report

でも、この数字よりもっと気になるデータがあります。

獣医師から「肥満または過体重」と診断された猫の飼い主のうち、約3人に1人が「うちの子は適正体重だと思っていた」と答えているんです。

診察室でも、同じことが起きます。「先生、太ってますか?」と聞かれて「はい、少し」とお伝えすると、驚かれる飼い主さんは少なくない。毎日一緒にいると、体型の変化はほんとうに見えにくくなります。

獣医学では、この「飼い主の感覚」と「医学的な実態」のズレをFat Gap(ファット・ギャップ)と呼んでいます。悪意があるわけでも、無関心なわけでもない。ただ、愛情があるぶん、見えづらくなる。それがFat Gapの正体です。

出典:Association for Pet Obesity Prevention (APOP), 2022/2023 State of U.S. Pet Obesity Report

CHAPTER 02

「シニアになってから気をつければいい」
は、少し遅い

Fat Gapは、ひとつの調査が言っているだけではありません。
米国の約130万頭の猫を対象にした大規模な疫学研究が、獣医学誌『Preventive Veterinary Medicine』に報告されています(2024/2025年)。そこで明らかになったのは、猫の過体重・肥満の割合がここ数十年で着実に増えていること、そしてその傾向が、シニアになる前──若い時期からすでに始まっていることでした。

まだ若いから大丈夫? 肥満リスクは「今」から変わる
肥満リスクは若年期からすでに形成されはじめる。

「うちの子はまだ若いから大丈夫」「太ってきたらフードを変えればいい」。

気持ちはよくわかります。でも1〜6歳のアダルト期に体型が固まっていくことを考えると、「そのとき考えよう」では少し手遅れになってしまうことがあります。

出典:Preventive Veterinary Medicine, 2024/2025

CHAPTER 03

猫の肥満の95%以上は、
「生活習慣」からきている。

愛猫が太ってきたとき、「この子は体質なのかも」「歳のせいかな」と思う飼い主さんは多いです。気になって検索すると「病気の可能性も」と出てきて、心配になることもあると思います。

ただ、獣医学的に見ると、甲状腺機能低下症やクッシング症候群など内分泌疾患が原因で肥満になる猫は、全体の5%未満です。残りの95%以上は、食事と運動量──つまり毎日の暮らし方に起因しています。

猫の肥満の多くは生活習慣病が原因
内分泌疾患が原因となる肥満は5%未満。残り95%以上は日々の暮らし方に由来する。

これは責める話ではなく、むしろ逆で。

自由採食・炭水化物中心の食事・運動不足・避妊去勢後の代謝変化
日々の暮らしに潜む、肥満の主な要因。

置き餌は、本人が気づかないうちに少しずつ食べ過ぎる環境をつくります。炭水化物が多いフードは、肉食動物である猫の体には少しミスマッチです。室内飼育は安全のためにはもちろん大切ですが、運動量は屋外の猫と比べて大きく下がります。避妊・去勢後の代謝変化も、見落とされがちな要因です。

どれも、愛情を持って一緒に暮らしているからこそ起きることばかり。だからこそ、気づきにくい。

出典:"Obesity in cats: What's new?", Journal of Feline Medicine and Surgery / "Feline Obesity: Epidemiology, Risk Factors and Management", Veterinary Sciences 2024 / Cornell Feline Health Center

CHAPTER 04

「ちょっとぽっちゃり」を、
いまの獣医学は慢性疾患と呼んでいます。

少し前まで、猫がぽっちゃりしているのは「健康でよく食べている証拠」と言われていました。日本でもそういう感覚がまだ残っているかもしれません。

でも米国では現在、獣医師のあいだで肥満は「chronic disease that shortens lifespan(寿命を縮める慢性疾患)」として扱われるのが主流になっています。人間のダイエット薬として話題のGLP-1受容体作動薬の猫への適用試験が始まっているほど、本気で向き合われている問題です。

なぜそこまで深刻かというと、肥満がほかの病気の入り口になるからです。

2型糖尿病・変形性関節症・肝リピドーシス
肥満が連鎖的に引き起こす、代表的な3つのリスク。

2型糖尿病は、標準体型の猫に比べて発症リスクが数倍高まると報告されています。変形性関節症では、「最近キャットタワーの上に行かなくなった」というのが典型的なサインです。加齢のせいだと思っていたことが、実は体重の問題だったというケースは珍しくありません。そして肝リピドーシス(脂肪肝)は猫特有の、非常に怖い合併症で、肥満の猫が数日間食べなくなるだけで急速に進行することがあります。

THE POINT
ひとつひとつは静かな変化ですが、
積み重なると取り返しのつかないことになります。
CHAPTER 05

獣医師が触って確認していること、
じつは家でもできます

「どうすれば太っているかどうか判断できますか?」と聞かれたとき、わたしたちが診察室でお伝えしているのは「触ってみてください」です。

獣医学でBCS(ボディ・コンディション・スコア)と呼ばれる肥満度の指標は、見た目ではなく体への触感とシルエットで判断します。

BCS(ボディ・コンディション・スコア)の比較図
BCSは見た目ではなく、体への触感とシルエットで判定する指標。

まず、愛猫の背中をそっと手で触れてみてください。毛と皮膚の下に、肋骨の骨のかたちがうっすら指に伝わってきますか?洗濯板のような、あの感触です。しっかり感じられれば適正体重の可能性が高く、脂肪に埋もれてほとんどわからなければ、肥満の可能性が高いです。

毛と皮膚の下に、洗濯板のような感触
指先が、いちばん正確なセンサー。

次に、横から見たとき、お腹のラインが後ろに向かって少し引き締まって見えるか確認してみてください。たるんで歩くたびに揺れるようなら、注意のサインです。

これは診断ではないですし、心配なときはやはり受診してほしいのですが、「気づく」という意味では、あなたの指先がいちばん正確なセンサーです。

COLUMN
長毛種と、隠れ肥満のこと。
長毛種の毛に隠れて見えないものがある

マンチカン、メインクーン、ブリティッシュショートヘアなど、ふわふわの毛が魅力の子は特に、見た目と実態がずれやすいです。毛量があるとかなり隠れます。

「うちの子はもともと大きい」と思っている飼い主さんほど、一度手で確かめてみてほしいと思います。

CHAPTER 06

「痩せた=健康」ではない。
これも、大事な話です。

食事が原因であれば、食事を変えることで改善できる可能性があります。これは希望のある話です。

ただ、ここで気をつけてほしいことがあります。カロリーを減らすだけでは、守らなければいけないものまで一緒に削れてしまいます。

極端な食事制限で筋肉量が落ちると、代謝が下がってかえって太りやすくなりますし、関節を支える力も落ちます。見た目が細くなっても、それが健康かというと、必ずしもそうではない。

削るではなく、整える
食事の質で、未来の健康が変わる。

獣医学的に大切にしたいのは、良質なたんぱく質でまず筋肉を守ること、そのうえで脂質と炭水化物のバランスを見直すこと、そして関節や皮膚など、毎日の活力を支える栄養を日々から補っていくこと

「痩せさせる」ではなく「体を整える」という発想です。

具体的にユニアムがどんな考えでフードを設計しているかは、次のページでお話しします。

EPILOGUE

わたしたちが、
ねこ特化の食事を作った理由。

朝の光の中で撫でられている猫

「もっとこういうものがあれば、猫の毎日は変わるのに」──獣医学の現場にいながら、ずっとそう思っていました。

知識があるから見えてしまう現実と、飼い主さんの愛情のあいだにある小さなズレ。そこを埋めることが、ユニアムを始めた理由のひとつです。

気づくためのきっかけと、気づいたあとに選べるものを、ちゃんと用意したい。そういう気持ちでフードを設計しています。

次のページで、わたしたちの答えをお話しします。

FOR YOUR CAT
あなたの愛猫に、ふさわしい一皿を。
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※本ページは獣医学に基づく一般的な知見をご紹介するもので、特定の疾病の診断・治療・予防を目的とした医療的助言ではありません。愛猫の健康に不安がある場合は、獣医師にご相談ください。
※出典:APOP 2022/2023 State of U.S. Pet Obesity Report / Preventive Veterinary Medicine 2024/2025 / Journal of Feline Medicine and Surgery / Veterinary Sciences 2024 / Cornell Feline Health Center